【保険の見直し】
&【火災保険で「水災」に備えるポイント】
■補償範囲はワイド
・「生命保険」は人の生死に関わる保険、「傷害保険」は人のケガに関する保険というように、保険の名前はその補償内容を表すのが一般的ですね。火災保険という保険も、もともと「火災」をカバーするところから始まったので、この名前が付けられています。
・しかしその現状は、火災は言うまでもなく、もっとワイドな補償になっています。
ご加入の火災保険のレベルによって、また保険会社によっても、「水災」の補償内容はマチマチで、中には「水災」補償自体が付いていない火災保険もあるのです。
まずは火災保険の保険証券を取り出して、保険商品名を確認することから始めましょう。
■名前に「総合」が付いているかどうかがポイント
・保険証券の左上には住所氏名が記載されていますので、保険商品名はたいてい右上に印字されています(保険証券のレイアウトは各社バラバラなので、違う位置にあることもあります)。
各社が付けた愛称・ニックネームではなく、“○○保険”と堅苦しく書いてある表記を探してください。
・その○○保険の表記が、「住宅火災保険」だったら要注意です。
一番ベーシックなレベルの火災保険なので、残念ながら「水災」の補償は含まれていません。
・「住宅総合保険」という表記になっていれば、一応は水災の補償が含まれています。
ただし、水災の補償水準は低いです。床上浸水で5%以上(保険で掛けている建物の価値に対して)の損害が出ていないと、保険カバーが受けられませんし、最高でも7割水準までしか保険金が受け取れません。ある程度大きな被害が出ていないと保険金は受け取れず、受け取れたとしても充分な額ではないです。
・そんな補償では不満という方は、各社オリジナルの火災保険を調べて、ニーズの合致したものに加入するのがオススメです。
1998年の保険自由化以降に登場したタイプの火災保険で、業界統一の名前はなく、「家庭総合保険」とか「個人財産総合保険」といった名前が付けられているタイプのものです。
暮らしに関わるいろんな補償を取り込んだ保険になっています。
■各社オリジナル商品の比較
・この各社オリジナルの火災保険では、「水災」補償水準が各社様々ですので、複数社の資料を取り寄せての比較検討が、非常に重要です。
・住宅総合保険での最高7割までという制約を、各社オリジナルの火災保険でなら100%まで拡大というところが多く見られますが、全社で対応しているわけではないからです。中には住宅総合保険の水災補償レベルと、変わらないところもあります。
・水災に関連して気になる台風など風災の損害も、住宅総合保険でなら20万円以上の損害でないと保険金が受け取れないわけですが、各社オリジナルの火災保険では、20万円に満たない損害についても保険金を受け取れるところもあります。
自分の求める補償を扱っているところを探すことが重要になってきます。
*ちなみに、この各社オリジナルの保険では、水災補償をオプション形式にしたりして、取り外し可能なしくみになっているのが主流です。
今選ぶなら、各社オリジナルの火災保険の中からの選択がおすすめです。
■持ち家の方の要チェック
・水災が心配なら「家財」の補償です。
じゅうたんや家電がことごとく水濡れで使用不可能になった場合の損害は、想像以上に大きいものだからです。
でも、ローン契約で求められる火災保険は「建物」の契約だけなので、「家財」の補償はつい忘れがちになります。
保険証券の「保険の目的」欄を見れば、「建物」または「家財一式」と記載されていますので、「建物」だけの表記であれば「家財」についても検討してください。
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